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元PR会社マンが、ラジオDJになって番組を立ち上げる話 #03 〜“ローカルの盛り上げにラジオ”のススメ〜

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市來孝人 / Takato Ichiki

市來孝人 / Takato Ichiki

PR会社勤務を経てラジオDJとして活動開始。福岡のローカルFM・COMI×TEN「福岡移住計画ラジオ」、XFM(シンガポール)の日本語ラジオ番組「FM 96.3 SMILE WAVE」に出演中。東京を拠点に、司会・ナレーター・ライターとしても活動。PR会社での経験を活かし、クライアントの伝えたいことと聞き手が面白いと思うことの両面を理解して伝えることがモットー。 また、PRプランナーとしてタレント・作家・企業トップなど「個人の魅力を世の中に広めていく」サポートを行っている。
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こんにちは。PR会社勤務ののち、独立しラジオDJとして活動している市來と申します。

この連載では元PR会社マンの私が、実際にラジオ番組を企画しながらDJとしても出演する様子を現在進行形でお伝えしていきます。今回は「”ローカルの盛り上げにラジオ”のススメ」というテーマでお伝えします。

これまでの連載でもお伝えしている通り、番組名は「福岡移住計画ラジオ」。このラジオ番組では「福岡に実際に移住した人」「福岡に移住して一緒に働きたくなるような、地元の面白い人」というコンセプトでゲストをお迎えし、実際に私も東京から福岡に足を運び現地のスタジオからお届けしています。

ここでせっかくなのでOAまでの流れをご紹介します。

私はこの番組の出演だけではなく、進行台本の制作も行っています。台本といっても一語一句決めているのではなく、ゲストの情報を事前にリサーチした上で、お話を聞きたい内容を大まかに構成しているものです。

一方曲が入るタイミングはスタジオにいる局のディレクターさんが把握しやすいよう、細かく事前に決めています。そして当日は、直前にゲストとの擦り合わせを行った上でスタジオへ。台本を「読む」のは冒頭と番組・ゲスト紹介くらい。あとは、質問事項をベースにお話を膨らませていきます。

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ラジオの良さはなんといっても、スタジオというある意味非日常の空間で、その人の言葉に落ち着いて耳を傾けることが出来ることですね。番組ではゲストの方のお仕事、移住の経緯やなぜ移住を決めたか、その他の都市と福岡の比較、福岡の魅力などを伺っています。

何人ものゲストの方のお話を伺っていると、共通して出てくる「福岡の良さ」が見えてくることが興味深いです。例えば福岡で言うと「ご飯が美味しい」「綺麗な人が多い」「街がコンパクトで便利」といった点です。一方、その方の職業・生活環境に依る独自の視点からの「福岡の良さ」もありますから、それらも引き出して、立体的に福岡の魅力をあぶりだしていければと思っています。

こうしているうちに元々福岡に縁もゆかりもなかった私も、日頃ニュースで福岡という文字があればやはり気になったり、現地での土地勘もついてきたり、東京でも福岡に関することを教えてほしいというお話を頂いたり、少しずつ「福岡」について語れるようになってきました。

現在は「移住」ブームで、読者の方にも今後地方への移住を検討していて、さらに移住後も「PR会社での経験も活かして、その地域から何か発信出来れば…」という方がいるかと思います。そういった時に「ラジオ」はオススメ。

自身も様々な地元の方のお話を定期的かつ継続的に聴くことが出来て勉強になりますし、それを電波+ネットを通して地域の生の声として発信し、他地域の方にも知って頂くことが出来ます。スタジオで喋ることも最初は構えてしまうかもしれませんが、PR業務を担ってきたなら「インタビュー」「ヒアリング」の場は多くあったはず。それらの場をより多くの方が聴いていて、聴いている方も親しみを持てるような雰囲気、そんなイメージで臨んでみてはいかがでしょうか。

番組の「枠」については、その地域の「コミュニティFM」に話をしてみるのが近道かと思います。コミュニティFMというのは、広域放送や県域放送(いわゆるradikoで聴くことの出来るような局)より狭いエリア(例えば市内であったり、市内の一部の区であったり)で聴取出来る、その地域に密着した内容をOAしたり、地元の方を積極的に起用していることの多いラジオ局です。

本来はその地域の人に向けてのものですが、近年ではストリーミング配信やTuneInでの聴取も可能になっていることが多く、ネットを通してその他の地域の方向けに発信することが出来ます。自分で配信番組を立ち上げるより、しっかりしたスタジオ(収録環境)がある点、また局の方で著作権がクリアになっているので音楽を流せる面も大きいです。さらに他の地域向けという点では、WEB上でトーク内容を記事化していくのも有効ではないでしょうか(「福岡移住計画ラジオ」も「福岡移住計画」サイト上での記事展開を予定しています)。

番組の「内容」については、一人で始めるより、実際にその地域ですでに活動している方(面白いイベントやメディアなどを運営している方)にコンタクトを取ってみて、協力を打診したり、地元事情のアドバイスを仰ぐのが良いかと思います。

ラジオというメディアは過去と比べると曲がり角にあるとも言われますが、私個人的には「移住者がローカルの声を引き出し、電波やネットを通して他地域に向けて発信する」という番組が全国各地に増えることで、「新たなラジオの活用の形」になればいいなと思っています。

もし同じような番組を実施している、もしくは考えている方がいらしたら、ぜひ問い合わせフォームまでご一報ください。そういった全国の番組で横の連携も作っていけたら嬉しいですね!

LP

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