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ダークサイドに堕ちたくない人へ−−PRプランナー資格受験のススメ

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菅原弘暁

菅原弘暁

PR Table 取締役/編集長。大手PR会社を経て、共創プラットフォームを運営する会社でさまざまな業務に従事ながらPR・ブランディングを兼務。現在も多くのベンチャー・スタートアップ企業のPR活動を支援している。
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どうもこんにちは。PRプランナー登録番号 第01470号の菅原です。

僕がPRプランナー資格の認定を得たのは遡ること3年前。当時勤めていたPR会社の師匠から「PR会社なのに資格持ってないのダメだよ」みたいなことを言われて、忙しい業務の間に頑張って勉強しました。僕は机に座って勉強するのが死ぬほど嫌いなので、死ぬほど辛かったのを覚えています。

pr_planner1(※しぶしぶ勉強した結果、無事PRプランナーとしての資格を授けられました)

それでも多くの企業さんのPR活動をお手伝いさせていただいている現在、過去を振り返って思うのは「あのとき体系的に勉強しといてよかったわ〜」ということ。サンキュー、師匠。

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古来から伝わるプロフェッショナル論で“守破離”というものがありますが、資格の勉強で学べるPRの概念は、まぎれもなく“守”であります。つまりジェダイでいうところの「ジェダイ・コード」ですね。暗黒面(ダークサイド)に堕ちないためにも、ジェダイはまずこの教義を守らなければいけません。

メディア・リレーションズ以外でも幅広く活躍されているPRパーソンの皆さんは、スキル・ノウハウだけでなく、この概念をしっかりとお持ちです。PRプランナー資格を持っているかどうかは別として。

逆に概念がしっかりしていないとどうなるか。例えば近頃、「動画PR」や「PR表記」といった間違った言葉が流通しまくってますが、これは概念をしっかり身につける前に手法を学んでしまったことによる弊害でしょう。

…動画パブリック・リレーションズ?
意味わからん。動画プロモーションでいいんじゃないですか?

…パブリック・リレーションズ表記?
AD表記でいいじゃん。なんでそうやってPRをイジメるんですか?

決して手法として間違っているということではありません。あくまで「言葉の使い方として間違っている」と主張したいのです。普段「PR=プロモーションじゃない!」とか散々言ってるくせに、すぐに手法(メニュー)ありきで考えちゃうから、暗黒面に堕ちるんですよ。

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しかし、現場で学ぶことが多いPR業務。体系的な知識を身につける機会・時間はなかなかありませんよね。そんなあなたにオススメなのが「PRプランナー資格認定検定試験」です。

なぜPRの概念が生まれたのか? 「PRの父」ともいわれるアイビー・リーはどんなことを行ったのか? 資格を認定されたからどうこうではなくて、資格を認定されるまでのプロセスに意味があると思っています。今こそ襟を正して、体系的に学ぶときなのではないでしょうか。

そこで今回は、BtoB/IT広報勉強会が主催したイベント「PRプランナーって何?」の様子をレポートします。先輩PRプランナーたちがどのようにこの資格を取得・活用しているかなど、パネルディスカッション形式でお話しいただきました。

pr_planner4(※ジェダイについては、「スター・ウォーズ オンライン百科事典」をご参照ください。)

PR協会が考えるパブリックリレーションズって?

「PRは、パブリック・リレーションズという広い領域を指すもので、メディア・リレーションズという狭義なものではないんです」

pr_planner5イベント冒頭で、公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会(以下、日本PR協会)理事を務めていらっしゃる田畑好崇さん(NTTコミュニケーションズ株式会社)が、「パブリック・リレーションズとは何か」をお話ししてくれました。

PRの仕事は、メディアに情報を提供するメディアリレーションズだと思われがちですが、実際はそれだけではありません。本来のPRは、4つの項目で成り立っているとのことです。

– メディアと社会に対する情報の発信
– 社内に対する情報の発信
– 社外からの情報の受信
– 社内からの情報の受信

つまり、様々なステークホルダーに対して情報の発信・受信を行わなければならず、とても広い知識と業務が必要とされます。このように、PRの幅広い業務をこなすためには、体系的な知識が欠かせません。その知識を得るためにも「PRプランナー資格認定検定試験」を利用して、PRの概念を身に付けていくことがとても重要なのです。

PRパーソンのキャリアを考える

後半は、先輩PRプランナーの皆さんによるパネルディスカッション。ミネベア株式会社の柴田亜里沙さん、株式会社J-WAVEの稗田竜子さん、株式会社ADKアーツの府内成憲さんがご登壇し、PRパーソンのキャリアについてお話しされました。

pr_planner6(左から:柴田さん、稗田さん、府内さん)

Q:なぜPRプランナー資格が必要だと思ったのですか?

A:「はじめは、PRはメディア・リレーションズが仕事だと勘違いしていましたが、クライアントの課題を聞いていくうちに、やらなければいけない仕事の幅広さを実感したんです。そのやり方が初めは分からず大変苦労したので、資格試験の勉強を通じて知識を身につけようと思ったのがきっかけです。おかげで提案内容に説得力を持たせることができるようになりました」(ADKアーツ 府内さん)

自身の「困ったこと」や「必要だと感じたこと」をきっかけに資格試験の勉強を始め、その後、知識を実務に応用させたようです。府内さんのように、提案や意見に説得力を持たせるための活用は、「資格認定制度」として確立されているからこそできることですね。

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Q:資格試験の勉強法はどのようなものでしたか?

A:「私は受験当時メディア・リレーションズ担当ではなかったので、3次試験のリリース作成が不安でした。そのため公式テキストを用いて、リリース作成を練習。また広報専門誌を読んでトレンドを探し、出題傾向を探ったこともあります」(ミネベア 柴田さん)

A:「第一回目の試験だったので傾向や過去問がわからず……そのため対策講座を受講しました。講座は試験対策という意味ではもちろん良かったのですが、そこで出会った人と今でもお付き合いがあるので、そういう意味でも受講して良かったと思っています」(J-WAVE 稗田さん)

プレスリリース作成経験が少なかった柴田さんや稗田さんでも、しっかりと対策をとって勉強すれば合格できるというのはとても心強いですね。逆に実務を経験していた府内さんでも、2次試験を一度は不合格になってしまったとのこと。しっかりと試験の対策をしないと受験費用がもったいないですね。

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Q:資格では得ることができないもの、現場でしか学べないものはなんですか?

A:「社内でのコミュニケーションを重ねて信頼関係を築いていくことは、資格では得られないものです。PRは社内の協力なしでは活動できないので、そういった対話をしていく努力は必要だと思います」(ミネベア 柴田さん)

A:「交流会で他社のPRパーソンと会っていろいろな話を聞けるのは、資格試験では得られないものだと思います。そういう“横の繋がり”を広めていくことも重要ですね」(ADKアーツ 府内さん)

もちろん体系的な知識だけでは仕事はできません。資格を取ったからといって満足せず、自ら動いて社内でのコミュニケーションを図ったり、外部との繋がりを作っていくことはとても大切なことのようです。

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Q:あなたにとって「PR」とは?

A:「ステークホルダーと信頼関係を築くことがとても大切なのがPRです。ステークホルダーが納得し、共感してくれることが必要なので、PRパーソンには誠実さが必要になるのだと思います」(ミネベア 柴田さん)

A:「PRにはコミュニケーションに必要な要素が凝縮されていると思います。ビジネスの8割はコミュニケーションといわれるなかで、PRパーソンが持つ体系的な知識と経験は、どこに行ってもきっと様々な面で役立つでしょう」(日本PR協会理事 田畑さん)

記事執筆を手伝ってくれたPR Tableパダワン(インターン)の小野澤くんも、未来のPRパーソンとして、目を輝かせて先輩方の話を聞いていました。「僕も早く、一人前のジェダイになってPRパーソンとして働きたい!!」とのことです。それはよかった。

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まとめ。と試験の対策

とうことで皆さん、是非とも「PRプランナー資格認定検定試験」を受験して、体系的なPRの概念を学んでみてください。2016年度前期(第18回)1次試験の受験予約受付は、2016年 1月22日(金)までです。期限が迫っているので、早めに予約しちゃいましょう。

「現場で使えないから意味ないわ〜」とか言ってる人たくさんいますけど、意味ないかどうかは資格を認定された人が言えることであって、勉強すらしていない人が言うことではないと思います。四の五を言わずに、一二をやれです。

pr_planner_main2勉強方法は、日本PR協会が推奨している参考書を読んでいただければと思いますが、それだけだと芸がないので……一応、資格取得者である僕なりの勉強以外でのコツをご紹介します。
(※3次試験の課題Bは「マーケティング課題」を選択しました)

1次試験:
概念や成り立ち、あとはPRパーソンとしてのモラルに関する問題がかなり多いです。マークシート記入なので日々の業務をイメージすれば「これはダメだろう」という選択肢を真っ先に外せると思います。日々の業務からPRパーソンとしてのモラルを意識しましょう。

メディアの知識に関する問題は、かなり幅広いカテゴリの知識が求められるので、自社のターゲット媒体以外のメディアもしっかり勉強しておきましょう。(特に地方紙やブロック紙など…)

2次試験:
1次試験の勉強をちゃんと理解している人なら、参考書を読めばまず大丈夫。ただ時事問題はかなり難しいので、ちゃんと新聞を読みましょう。自社に関係のある経済面や生活面だけでなく、政治面や国際面も見ておかないと、鉛筆コロコロに頼る羽目になってしまいます。

3次試験:
とにかく時間との戦いです。課題Aのリリース作成は、普段から短時間で必要な要素(5W1H+問い合わせ先の要素が入っている)が入ったリリースを書く練習をしましょう。

課題Bのマーケティング課題は、エージェンシーの人なら普段やっている業務と一緒です。事業会社のPRパーソンは、プレスリリースや発表会、ファクトブックなどの施策を、どのタイミングで行うのが良いのかを正しく理解しておくと実務にも生かせますよ。

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1次試験の申し込みはコチラ。ご不明な点などは、直接日本PR協会にお問い合わせくださいね。

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