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スタートアップに向いているPRパーソンについて考えてみた

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大堀航

大堀航

PR Table 代表取締役社長。大手PR会社を経て、オンライン英会話サービスを提供する会社でPR・マーケティングを担当。2014年12月に(株)PR Tableを創業。
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最近、スタートアップ企業の方々から優秀なPRパーソンを探しているという声をよく聞きます。
企業成長のためにはPRパーソンの力が必要不可欠!という機運が高まってきている気がします。

実は筆者も現在スタートアップ企業に勤め(前職はPR会社)、マーケティングとPRを担当しています。まだ経験は少ないですが、スタートアップに向いているPRパーソンについて考えてみました。

PR会社にいたときは、パブリシティ獲得がゴール

筆者がPR会社にいたときは、1にメディア、2にメディア、3、4がなくて5にメディアというほど、パブリシティ獲得が最上位命題でした。もちろん、クライアントから求められている以上、結果(パブリシティ)を出さなくてはいけませんでした。また、「パブリシティが出ると、認知度があがり、ファンが増え、売上増に貢献します!」というフレーズを念仏のように唱えていたことを覚えています。

 

「どうやったらパブリシティを獲得できるか」ではなく、「どうやったら自社サービスの顧客・ファンを増やして、事業拡大できるか」を考える

スタートアップに来て感じることは、パブリシティが出てもユーザー数、ファン数の増加に直結しないということ(全国ネットでゴールデンの時間帯で露出したらさすがに効果はあると思いますが)。もちろん、多くのメディアで取り上げられることは良いことですが、「どうやったらパブリシティを獲得できるか」ではなく、「どうやったら自社サービスの顧客・ファンを増やして、事業拡大できるか」という視点で考えるようになりました。

PR会社にいたときも上記のように考えていたつもりでしたが、スタートアップに身を置くとそれが自分ゴトになりました。リソース等の兼ね合い上、広報もマーケティングも担当しなくてはいけないということで、意識が変わってきたのだと思います。

 

メディアリレーション以外にもやるべきことは多い

「どうやったら自社サービスの顧客・ファンを増やして、事業拡大できるか」という視点で考えると、もちろんメディアリレーションも大事ですが、それ以外にもたくさんやるべきことはあります。

例えば、業界内の有識者とのリレーション、ユーザーイベントの開催、お墨つきを得るために国が主催するコンテストにエントリーしてみる、創業ストーリーを書籍化、潜在顧客が興味のありそうなキーワードでコンテンツを作る、ユーザー体験を向上させるためにサービス改善案を考える、などなど、キリがありません。

ですが、これらのような施策を考え、優先順位を付けて、トライアンドエラーしながら実施していけるタイプのPRパーソンはスタートアップに向いていると思います。

余談ですが、過去のイケダハヤト氏の記事「PR業界の識者が語る、2022年のPRパーソンが持つべき10のスキル」(「10 skills the PR pro of 2022 MUST have」の翻訳)で書いてありますが、これからのPRパーソンには以下のスキルが必要とのことです。

広告のコピーライティング、ビデオ編集・制作、モバイル、ソーシャルなコンテンツの作成/キュレーション、分析、SEO、高い情報感度、プログラミングスキル、バーチャルチームのマネジメント、ブロガーとのコネクション

これ全部は無理でしょー、と思ってしまいますが、これらのスキルを持っている人は国内外問わずどこのスタートアップ企業も欲しい人材だと思います。

10年後にはPRパーソンのスタンダードスキルになっていても、不思議ではない気がしています。

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