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広報にはアウトプット力が足りない気がする:広報LT大会をやってみて

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志賀祥子

志賀祥子

PR Table Labo所長/PRコンサルタント。大手金融機関を経て、大手上場企業にて社長秘書と広報を兼任。2011年ベンチャー企業へ入社、新規顧客の開拓からPR企画に携わる。その後、スタートアップから上場ベンチャー企業の広報部門の立ち上げや広報コンサルティング業務を担当。2016年8月よりPR Tableへ参画し、個人の活動としてPRとしてスタートアップ企業を中心に広報コンサルティングにも携わる。
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今回の記事は、レバレジーズ株式会社でエンジニア領域の広報を担当している吉田ハルカさんが、広報マーケティングアドベントカレンダー10日目に投稿された記事を転載しております。

◼︎吉田ハルカさんプロフィールharukayoshida
平成3年生まれのベンチャー広報&週末ライター。
駒澤大学卒業後の2014年、医療介護領域のベンチャー企業に入社。実質一人で広報部門を立ち上げ、2015年12月まで在籍。フリーランスとしてスタートアップの広報支援やライター業に従事した後、2016年4月よりレバレジーズに転職。エンジニア領域の広報を担う傍ら「広報LT大会#PRLT」を主催する。インタビューサイト「東京女子物語」のライターとしても活動中。

今日は広報に意外と足りない「アウトプット力」について考えていきます。

私は広報歴=社会人歴で、2014年4月社会人になるとともに広報になりました。
社内初の広報。新卒1年目の最初の仕事は、広報部門を立ち上げることでした。

まわりの先輩社員も同期も、広報について知っている人なんていませんでした。
そんな私を救ってくれたのは他でもない社外の広報のみなさんです。

社会人3年目となった2016年。
気づけば自分の経験を話す立場になっていました。

新卒のころに助けてもらったからこそ、少しでも自分が誰かの役に立つのであれば全力でサポートしたい。
そう思って始めたイベントがありました。

それが、広報LT大会です。

エンジニアのシェア文化に感化されて始めた広報LT大会

LT(ライトニングトーク)という言葉を聞いたことはありますか?

5分間程度の短い時間で行われる発表を連続して続けていく形式のプレゼンテーション。
「Lightning Talk(s)」の頭文字を取って「LT」と略される。(中略)技術系イベントで行われることが多い。

要は5分間で特定のテーマについて発表することです。

私は4月からレバレジーズというIT企業に転職し、teratailというエンジニアの問題解決プラットフォームに携わることが多くなったので、エンジニアの勉強会に足を運んでみたり、ユーザーイベントを企画したり、ユーザーインタビューを行ったりとエンジニアと接する機会が増えました。

彼らは毎日のように勉強会を開いては、このライトニングトークを行っていました。

この技術をつかってこんなもの作ってみたよ、とか、
この技術をさわってみてすごいと思ったところはこんなところ、とか。

Qiitaのような知識共有サービスもありますし、teratailでも「質問に2時間かけて回答している」なんてユーザーもいました。

そうやって、みんなで知識をシェアしあってみんなでエンジニア業界を盛り上げているのです。

※ちょっと専門用語も出てきますが、エンジニアのシェア文化については、このインタビュー記事でたっぷり教えてもらったので是非ご覧ください。

広報業界でもよく開催されている勉強会で有名メディアのデスク・ディレクターの話やベテラン広報の成功事例を聞くのも大事です。でも、もっと日常的かつオープンに知識をシェアしていってもいいんじゃないか。そう思って広報LT大会を始めました。

詳細はこちらのオープニング資料をご覧ください。

意外と登壇希望者が少ない

2016年6月から始めた広報LT大会。
開始宣言をしたときはFacebookにたくさんの「いいね!」やコメントをもらったのですが
いざイベントページを公開したら一瞬で埋まるのは、数名の登壇枠ではなく一般枠(見学する方)でした。

そう
思ったより登壇枠がスムーズに埋まらないんです。

イベント後のアンケートの満足度はとっても高くて、「次回も参加したい」「明日からやれることが見えた」という感想をいただきますし、
登壇者も「また登壇したい!」と言ってくれます。

でも「次は登壇してみませんか?」と言うと「いや・・・」となる人が多いんです。

みなさん口を揃えていうのはこうでした。

「自分なんかが話せることがない」

そこに今、私は疑問を感じています。

なんで会社のことは、サービスのことは広報しまくってるのに自分の経験となると話せなくなるんだーーーー!!!と(笑)

経験はアウトプットして初めて知識になる

広報LT大会はこれまで4回開催してきましたが、正直なところ、まだまだ広報に”シェア文化”は浸透していません。

どうしたらもっとみんなが進んでノウハウや経験をアウトプットしていくでしょうか。

脳裏にうかんだのは、teratailで多くのエンジニアの質問に答えてきたユーザーたちのことばでした。

-新米の頃に技術本や他人のブログに助けられたから、回答を通じてエンジニアのみんなにその恩返しがしたい

-間違った情報を教えちゃいけないと調べ直したり分かりやすい文章を書いたりすることで脳内の情報が整理される

回答が力試しになる(抜け穴が見つかる、新しい情報を能動的に見つけにいく)

自分でも人の役に立つと分かったのが嬉しい

これらは広報のわたしたちでも共感できることではないでしょうか。

会社によって、事業のフェーズによって、サービス内容によってミッションもやることも変わっていきます。それが広報です。

もし転職して全然違う業界の広報になった時、ある日突然やったこともないのに記者会見を開くとなった時、まわりに親身に相談に乗ってくれる人はどれだけいるでしょうか?

悩んでいることでも失敗したことでも何でもいいんです。
経験は、アウトプットしてはじめて知識になります。

そして一人ひとりの経験が広報業界全体のノウハウになっていく。
私はそう思っています。

このアドベントカレンダーもまさにそうですね。

私の経験だって100人全員にとって役に立つはずがありません。
だって3年目のぺーぺーですから。
でも、1人でも役に立つと思ってくれる人は必ずいます。
何より自分がいちばん勉強になっています。

だからこれからも微力ながら発信し続けます。

※ 第4回広報LT大会のレポートはこちらからご覧いただけます。

※本記事はこちらからの転載となります。

LP

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