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8年前からモバイル動画のクリエイティブ・マーケティングに超真面目に取り組んでいる会社「モバーシャル」

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大堀航

大堀航

PR Table 代表取締役社長。大手PR会社を経て、オンライン英会話サービスを提供する会社でPR・マーケティングを担当。2014年12月に(株)PR Tableを創業。
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今ホットな動画市場。以前インタビューした「Spotwright」さんのような動画メディアも増えてきていますが、動画制作のクラウドソーシングなど、企業の動画制作をより身近にするようなサービスも増えてきました。

今回は、大手企業からスタートアップのクライアント実績があり、8年前からモバイル動画制作からマーケティングをサポートしている企業、モバーシャルの取締役 CMO 山下さん(写真右)とマーケティングチーム 平松さん(写真左)にお話しをうかがいました。

■モバーシャルとは
“DIGITAL VIDEO AGENCY®”としてデジタル領域における映像制作・動画マーケティングを支援するプロフェッショナル集団。
http://www.mobercial.com/

2007年から動画を量産する体制作りに取り組んでいる

-モバーシャルを創業した経緯は?

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山下さん(以下、山下)-創業したのは2007年3月です。

当時の動画業界は、2005年にYouTubeやGyao、 2006年にはニコニコ動画など、オンラインで動画を見ることがはじまりだしたタイミングでした。

インフラも整ってきてはいましたが、まだまだユーザーはそんなにいなかったですね。代表の竹内が元々TYOという大手制作会社出身で、CM制作などを行っていたんですが、「これからもっとネットが普及して、デバイス環境も整い、どんどん動画を見る機会が増えてくる。そんなときに、昔ながらの手法で動画を作っていると、高いし、みんなが見れるようにならない。もっとリーズナブルにたくさん動画を作れる仕組みを作りたい」と言っていました。

たとえ話ですけど、ネット環境を高速道路、動画を車とすると、どんどん高速道路が整備されてきているなかで、フェラーリのような高級車しか走っているのではなく、マーチみたいな大衆車をいっぱい走るようにしていきたいイメージです(笑)

-今では、動画をリーズナブルに制作できるクラウドソーシングなどもありますが、8年も前では業界の反応も今とは違いそうですね!

山下-ネットで流す動画を作るの? 意味あるの? といった感じで、かなり冷ややかな目で見られてました(笑)

僕らははじめ10名以下のチームではじめて、9割はクリエーターで構成されていました。映像制作って、脚本、グラフィック、編集などひとりひとりがひとつの技術に特化していて、細分化されたチームで作っていたんですよね。僕らのチームは、そこを一人が編集、撮影など何役もこなせる体制をつくりました。あとは、映像の企画、構成を流れ作業でできるように、徹底的に映像を研究し、テンプレート化して、制作のフローを効率化していきました。

-クライアントの反応はどうでしたか?

山下-リーズナブルな価格ということもあり、お客さんも増え、クオリティの満足度も高かったです。ただ、売上に対する費用対効果という意味では、はじめはいまひとつでした。

モバーシャルはクリエーター集団の会社でしたが、その点がすごいはがゆくて、クリエイティブの価値をもっと高めていきたいと社内でも強く意識するようになりましたね。どんな動画がCTRが高いのか、離脱してしまうか、といった点を社内で徹底的にレビューし、ノウハウとして蓄積するようにしてきました。その結果、今ではクリエイティブの良し悪しをマーケティング視点で提案する文化になっています。

モバーシャルはクリエーター天国の会社

-現在の社員数は?

山下-今は約50名くらいで、そのうち8割はクリエーターです。社長自身がクリエーターということもあり、創業からこれまでクリエーターにとって働きやすい環境を作りを心がけています。おかげさまで、離職率も低く、そして優秀なクリエーターが優秀なクリエーターを連れてきてくれるという循環をつくり出せています。

-業務委託などが多い業界なのかと思っていましたが、クリエーターを正社員として採用されているのが驚きです!

そうですね。制作をスピーディに行い、動画マーケティングのナレッジを社内に蓄積していくには、内製化する、すなわち社員としてクリエーターを採用していくのが一番よいと考えています。

クリエーターを育成する環境もつくっていきたい

-最近では、クリエーターの育成にも力を入れているんですよね?

平松さん-そうですね、クリエーターを目指す方が集まるバンタン、HAL、デジタルハリウッドなどで、代表の竹内がデジタル時代のクリエーターとは? といったテーマで講義を行っています。

あとは、宣伝会議などの企業のマーケティング担当者が集まるセミナーでは、社内勉強会で共有しているナレッジをお話しています。次世代のマーケターやクリエーターの方々にモバーシャルで蓄積したナレッジをどんどん還元していきたいと思っています。

あと、ナレッジの還元という意味では、2008年頃からですが、企業内に動画制作の体制を構築する支援も行っています。必要な人材の採用や教育、制作フローのフォーマット化、機材選定などトータルでサポートしています。

バカみたいに真面目にやって、たくさん失敗してきたことが、今は宝になってる

-モバーシャルさんの今後について教えてください
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会社として、“DIGITAL VIDEO AGENCY®”を掲げているんですが、やっぱり動画×デジタルマーケティングはモバーシャルだよね、という評判をつくっていきたいですね。

僕らは時代に合わせてどんどん高度化、多様化するクリエイティブ、アドテクを自分たちで考え、実行して、ラーニングしていくということをバカみたいに真面目に取り組んできました。

たくさん、失敗もしましたけど、その経験は僕らの宝になっています。この知見やノウハウをこれから動画マーケティングに本腰を入れて取り組もうとしている企業にどんどん還元していきたいなと思います。

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